公開日 2020年10月16日(Fri)
後期,1年生の探究活動は,2年次に行う課題研究の「テーマ設定」に入ります。
9月の「探究基礎」の授業で図書館活用オリエンテーションを実施しました。
テーマ設定の過程で先行研究調査や論文検索などを行う機会が増えてきますが,調査の手段はインターネットだけではありません。オリエンテーションでは司書の先生に「書籍から情報収集を行う際のアドバイス」について話していただきました。
「調べようとしていることに関連する,具体的な用語をたくさん書き出してみましょう。関連用語を探すのに百科事典を使ってみるのも良い方法です。校外の図書館で本の検索をお願いするときも,具体性をもって照会すると,相手も本を探しやすいです」
是非実践してもらいたいものです。
県立図書館の検索サイトを使って実際に検索する作業も行いました。
ひとつの事象・事柄から派生させ,思考の幅を広げることは今後あらゆる場面で求められます。日常生活の中でも習慣づけていきましょう。
10月13日の「探究I」の授業では,2年次「探究II」に向けて合同オリエンテーションを実施しました。
課題研究を行っていく中で,もっとも重要かつ難しいのが「研究テーマの設定」であると一般的に言われています。
「研究の核となるテーマ。その『種』を見つけることを意識しながらしばらく生活してみましょう。意外と身近に転がっているかもしれないし,新聞や雑誌の中にあるかもしれませんよ」と話がありました。
テーマ設定についての講話のあとに,昨年神戸で開催されたSSH生徒研究発表会のDVDを鑑賞しました。
自分たちが行った研究の成果について堂々と発表している全国の高校生の姿に刺激を受けたようです。真剣な眼差しで映像を見聞きしていました。
これから長い時間をかけて研究テーマの設定に挑み,本格的に研究の準備を進めていきます。
高校生らしい自由で楽しい発想を大切に,後期も探究活動を頑張りましょう。