公開日 2020年11月06日(Fri)
本校2学年ではSSH事業の一環として88の研究班が課題研究班に取り組んでいます。
県SSH交流フェスタのポスター部門に参加する班に話を聞きました。
(「方言コスプレ~power of language~」を研究テーマにしている4人)
〇研究内容について教えてください。
-中学生の頃,「あなたの話し方,訛りがあるね。聞いていて落ち着く」と言われることが度々あって,方言が人に与える影響について興味をもつようになりました。研究では全国の方言がどのような印象を与えるのかを調査しています。
〇研究途中でおもしろい,興味深いと思ったことはありますか。また,工夫した点はありますか。
-私たちが作った標準語の原稿をその土地の方に読んでいただいています。初めて方言の音声データを聞いたとき,自分たちの研究が県を越えたことに感動しました。
-正確なデータをとるため,音声の高低を調節するアプリを使って条件を揃えようとしました。
〇苦労したこと,うまくいかなかったことがありますか。
-原稿読みの協力をいただける方を探すのに苦労しました。最初のアプローチは電話でしましたが,緊張して研究内容の説明ができず意思疎通がうまくいかないことがありました。
-アプリは,調節が難しくてまだ利用できていません。再度挑戦したいです。
(▽「京ことばの会」の方と連絡をとっている様子。「担当の先生の支えで研究が進められています。」)
(▽中間報告会は音声データを用いて発表しました)
-できるだけ多くの土地の方言データをとろうとしたのですが,思うようにいかず現在鹿児島,京都,津軽の3つにとどまっています。今後,研究を後輩に引き継いでもらって,全国の方言を対象にした研究になっていけばいいなと思います。
近く,津軽弁協会の方から音声データをいただけるそうで,「楽しみです!」と語ってくれました。
57期「探究II」の様子は過去記事からもご覧ください。