02-05 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
2025年02月21日(金)
安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会
SSH指定校・福島県立安積高等学校が主催する「安積高校SSH探究活動発表会・成果報告会」に,本校から科学部2班(1年生6名・2年生1名)が外部参加校として参加させていただきました。
ポスターセッション形式による発表を行いましたが,2班共,多くの聴衆を前に堂々と発表できていました。
発表体験はもちろんのこと,遠方の学校との交流経験も今後の学校生活で活かしてほしいと思います。
▲2月7・8日。大雪の中での移動も経験しました。
2025年01月17日(金)
探究I「RESAS」に関する講演会
1年生が探究活動を本格化させる前に,ビッグデータの利活用や分析手法について学んでもらうため,九州経済産業局 地域経済部地域経済課 R E S A S調査員の須藤哲様,吉田郁夫様を講師に,『「RESAS」に関する講演会』を行いました。RESASとは人口動態や産業構造などのビッグデータを扱う, 国が提供しているサービスであり,お二方はその担当部署の職員というお立場です。
頂いた予習教材をもとに,情報Iの授業で簡単に今回扱うビッグデータはどのようなもので,なぜ国が作っているのかといった内容の説明を受けたり,RESASにアクセスして簡単な操作を体験したりしたうえで講演会に参加しました。
講演ではクイズがありつつ,鹿児島県内の人口推移を図やグラフで確認したり,鹿児島の生産物がどこで消費されるかなど,RESASによる詳細なビッグデータを扱いながらデータを見ていきました。
今回の体験・講演は今後の探究活動で調査分析をする際に必ず役に立つものです。ぜひ役立てより良い研究成果につなげていきましょう。
いきましょう。
2025年01月17日(金)
第5回 鹿児島県高校生探究コンテスト
カクイックス交流センターで開催された『第5回鹿児島県高校生探究コンテスト』に本校から2年生の探究班10班が参加しました。コンテストには「スライド発表」と「ポスター発表」の2部門が設定されていますが、本校はすべてポスター部門に参加しました。
午前のスライド発表を観覧し、ワークショップに参加したあと、いよいよポスター発表です。
まだまだ研究途中のものもありましたが、各班ともしっかり発表することができました。
聴衆からのアドバイスや他校の発表から得られたものも多かったようで、今後の探究活動の進展に期待です。
2024年12月27日(金)
科学三昧inあいち2024
12月25日,愛知県立岡崎高校主催・あいち科学技術教育推進協議会発表会「科学三昧inあいち2024」が愛知県岡崎市で開催され,この歴史ある交流の場に本校科学部生物班3名が参加させていただきました。
▲会場の自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンター
▲生物班3名。ナメクジに関する研究を行っています。
愛知県内外から57の高校が参加し(発表件数:200),大学・研究機関を含め参加者数約800人の大規模な会でしたが,参加高校生の研究と発表に対する熱量は数字以上でした。
一方的に発表するのでなく,質疑応答・セッションが活発でお互い高め合う姿が印象的でした。(参加生徒・引率教員より)
また,高校だけでなく大学や研究機関・企業のブースが多数設けられており,ワークショップや情報発信が行われていました。
▲分子科学研究所。VRアプリで動く分子の体験学習ブース。
▲自然科学研究機構 基礎生物学研究所
▲東海光学株式会社。脳波測定装置等の紹介。
一昨年度60期生(現3年生)がSSH先端研究機関研修の際にお世話いただいた,名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の先生からもお話を伺うことができました。
生物班にとって初のポスター発表の機会となりましたが,学び得たものが沢山あったようです。今後も研究活動は続きます。今回の貴重な経験を次に活かしてほしいと思います。
2024年12月24日(火)
SSHニュース第39号(SSH交流フェスタ・鹿児島大学理学部連携協定等)
SSHニュース第39号を発行しました。
なお,バックナンバーは以下のリンクからご覧いただけます。
SSHニュースバックナンバー(鹿児島中央高校SSH特設ホームページ内)
2024年12月23日(月)
九州大学アカデミックフェスティバル2024「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」
九州大学が主催する「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」に本校から11名が参加しました。
この会は,研究に興味関心のある九州・山口地区の高校生の研究への進化を図り将来の世界に羽ばたく人材の育成に寄与することを目的とされており,今回は60班がそれぞれの研究内容をポスターにまとめ発表を行いました。
本校からは探究IIから「石が温暖化を止める!?」・「寝たきりの人の錠剤の飲みやすさの条件について」の2班,科学部1年生から「なぜ輪ゴムが的に当たらないのか」の計3班が審査員や参加高校生へ対して発表しました。
審査員の先生からはアドバイスと共に鋭い指摘をいただくこともあり,これまで気づかなかったことや疎かにしていた部分が明らかになったようです。
ポスター発表後に行われた,九州大学をテーマにしたクイズ大会では大いに盛り上がり,他校の生徒と交流する良い機会となりました。
今回得たものをこれからの研究活動に活かしてほしいと思います。
2024年12月23日(月)
1学年 SSH先端研究機関研修
12月19日~20日に,前期「学問探究発表会」の結果,最優秀賞・優秀賞に選ばれた5班19名でSSH先端研究機関研修に行きました。
九州大学水素エネルギー国際研究センター
西原正通 副センター長・教授に「みらいのエネルギーとしての水素~脱炭素化を進めるには~」というテーマでセンターの活動内容や水素エネルギーの利用法や現在の問題点など,専門的な内容をわかりやすく説明してくださいました。終わった後も生徒の質問に丁寧に答えてくださいました。
九州先端科学技術研究所 マテリアル・オープン・ラボ
金・銀のナノ粒子についての講義では鹿児島の薩摩切子にも利用されていることを知り,先端技術と鹿児島の伝統工芸との結びつきがあることを知り,生徒は驚いていました。その後,施設見学を行い,有機ELの研究をはじめ,いろいろな研究の話を聞くことができました。また,実際に電子顕微鏡などを操作し,ナノミリメートルの世界を見ることができました。
九州大学中央図書館
館内を職員の方に案内していただきました。資料がどのように管理され利用されているかだけでなく,利用者が学習しやすい環境をどのように整えているかといった,図書館のもつ多くの視点を学び得ることができました。蔵書の量に圧倒された生徒も多かったようです。
卒業生(59期生:木下朋哉さん)との懇談
中央図書館の2階で3月に卒業した木下さんが1年生に向けて今の大学生活の話や,高校時代の勉強や進路について語ってくれました。話を聞いてから九州大学に強い興味を抱いた生徒も多かったようで,予定時間を過ぎても熱心に質問していました。また,木下さんの話により「授業の大切さ」を再認識できたようです。
日産自動車九州
ゲストルームとよばれる館内で一通りの説明を受け,スマートフォンやカメラを預けたあと,生産工場の見学を行いました。最後の車体検査では実際に車を動かしてエンジン音を響かせたり車体を左右に振ったりする様子を見ることができました。普段目にすることのない,外国向け専用の車体が並ぶ現場も見ることができました。
先端研究機関という名の通り,普段の学校では決して見ることのできない最先端の技術を目にし,生徒はとても有意義な時間を過ごすことができました。今回の研修で「研究者」という立場に興味を持立て生徒もいたようです。将来このような道に進んでくれる生徒が出ることを期待します。
2024年12月17日(火)
山下小学校 出前授業
12月14日(土),鹿児島市立山下小学校で理科の出前授業を実施しました。
これは,本校SSH事業の地域貢献活動として行うもので,児童に理科的な事象への興味関心を持たせ,小学校段階から中学校・高等学校へのキャリア教育の視点から連携を深めることを目的としています。
これまでは感染症予防等の観点で実施を見送ってきましたが,今年度はじめて小学校での実施となりました。
今回の出前授業には本校の科学部1年生6名が講師役として参加し,子どもたちに実験手順の説明をしたり,一緒に実験に参加したりしました。
※掲載許可はいただいていますが,児童の顔が映らないよう写真を一部加工しています。
今回のテーマは「物理分野 万華鏡を作ろう」と「化学分野 尿素の結晶で森を育てよう,酸とアルカリの反応を見てみよう」の2つ。対象は小学3年生です。
物理分野では鏡の性質を学びながら,万華鏡に映る模様の変化について考える実験を行いました。また,化学分野では野菜に含まれる色素を抽出し,その溶液を用いて酸とアルカリによる中和反応の様子を観察する実験を行いました。
小学3年生になり,はじめて【理科】を学んでいる子どもたち。反応も上々で,終始賑やかななかでの出前授業となりました。今後も近隣の小中学校との連携を深めていきたいと考えています。
今回協力いただいた山下小学校のみなさん,ありがとうございました。
2024年12月09日(月)
理工系で活躍される女性研究者による講演会
12月6日の6・7限目、理工系分野で活躍する女性研究者を招いた講演会が開催されました。講師として登壇したのは株式会社トヨタ車体研究所の二反田あゆみさんです。研究者としてのキャリアや日々の業務について、具体的な事例を交えながら紹介されました。
二反田さんは本校の卒業生であり,九州工業大学に進学し,現在はトヨタ車体研究所のボデー開発部評価部門で働いています。講演では、実際の車両部品に触れながらクイズ形式で性能を考えたり、空力解析についてモデルを用いた実験を披露したりするなど、様々なアプローチでその魅力などについてお話しいただきました。
▲一部非公開・画像を加工しています
また、講演の最後には研究職の仕事内容も紹介され、実験や解析業務だけでなく、プロジェクトにおける打ち合わせや意見交換も研究者の重要な役割であると強調されました。
今回の講演会を通じて、理工系分野の現場での具体的な業務内容やプロジェクトの進行過程が明確に示され、生徒たちの進路選択に向けた理解が深まりました。
2024年12月02日(月)
鹿児島大学理学部との連携協定締結
11月25日(月),本校において鹿児島大学理学部との連携協定締結式が行われました。
これは本校の探究活動において鹿児島大学理学部の先生方から協力を頂く機会を設けたり,理学部の実施している『先取り履修制度』を本校生徒が積極的に活用したりしていくこと等を目指しています。
当日は鹿児島大学理学部長の小山佳一先生等が来校され,本校校長との間で連携協定書が交わされました。
これまでも運営指導委員や各種発表会での審査員など様々な場面でご協力いただいていましたが,これを機に更に相互の関りが深くなることが期待されます。
2024年11月22日(金)
研究活動(61期生・探究II)
10月SSH中間報告会以降,校内外の様々な場所で精力的に研究活動を進めている様子が見られます。
▼「探究II」活動風景
2024年11月20日(水)
令和6年度 SSH交流フェスタ
11月19日にカクイックス交流センター(かごしま県民交流センター)で開催されたSSH交流フェスタに,本校の2年生11名が参加しました。
SSH交流フェスタは,鹿児島県のSSH指定校5校が日頃の研究成果の発表を行ったり探究活動に関する情報交換等を行ったりする場で,今回で6回目の開催です。
今年度,本校からはポスター発表に『世界各国の童話と国民性』『陸上競技単距離におけるナンバ様な走法がタイムに及ぼす影響』の2班が,ステージ発表に『授業形態について』『昔の人の知恵を生かして防犯グッズを作ろう』の2班が参加しました。
(ポスター発表の様子。発表方法のコツなども学ぶことができました)
(ステージ発表の様子。大学の先生方からも様々なご意見やアドバイスをいただきました)
他校の生徒からの鋭い質問や大きな舞台での発表など,本校で行われた中間報告会とは違った貴重な経験の場となりました。
今後の探究活動に活かすとともに,他の生徒にもここで得たものが伝わり学年全体としてレベルアップしてくれることを期待しています。
2024年11月12日(火)
「グローバル サイエンティストアワード 夢の翼」企業賞受賞!
11月10日に城山ホテル鹿児島で行われた「グローバル サイエンティストアワード 夢の翼」に本校科学部が出場し,協賛企業賞である「株式会社高校生新聞社賞」を受賞しました。
発表テーマは『輪回しの安定性に関する研究』。実験の様子などをスライドにまとめ,審査員の前で発表しました。
県内外から多くの高校生の参加があった中で,このような賞をいただけたことは今後の自信につながったと思います。
これからのさらなる研究の発展に期待しています。
2024年11月11日(月)
SSH校外活動(高校生科学ボランティア)
先日お知らせしたとおり、「かごしま未来創造ラボ」のオープンラボに本校から高校生科学ボランティアとして10月20日に1年生6名、11月9日に2年生2名が参加しました。
プログラムを受講する小中学生の学習活動の支援・補助、また、研究活動を進める上で相談を受けるのが主な活動です。
「ミニラボ」ではプラナリアや透明骨格標本の観察を行い、「高校生の研究紹介」では現在行っている研究の概要・実験方法やデータの取り方などを説明しました。
プログラムに参加している小中学生はそれぞれ自分の研究テーマに取り組んでいる最中ですが、テーマや研究に対する熱意や探究心は高校生を圧倒するものであったらしく、参加した生徒たちは「自分たちも更に頑張ろう」という気持ちになったようです。
▼10月20日の様子
▼11月9日の様子
中間報告会で作成したポスターを資料に、実験方法を説明していました
2024年11月08日(金)
SSHニュース第38号(探究活動交流会,SSH中間報告会,SSH科学講演会)
SSHニュース第38号を発行しました。
1年生・3年生の探究活動交流会,SSH中間報告会,SSH科学講演会に関する記事が掲載されています。
ぜひご覧ください。
2024年11月04日(月)
キッズエンジニアKagoshima in 九州
10月26日にカクイックス交流センターでキッズエンジニアKagoshima in 九州が開催されました。キッズエンジニアは自動車技術会九州支部主催の小中学生を対象としたものづくりイベントで、センター内にSSH校による研究成果の展示コーナーも設けられました。
本校からは科学部1年生4名と探究II研究班の2年生2名が参加し、ポスター発表を行いました。
輪ゴムの研究を行っている科学部物理班は実際に輪ゴム鉄砲をいくつか持ち込み、子どもたちに体験してもらいながら研究を分かりやすく説明していました。
2年生は中間報告会より前にポスター発表デビューとなりましたが、堂々と質問に対応できていました。「子どもに伝わるように」ということを常に念頭に置き説明したようです。
来場された方々や参加企業の皆様にSSH校の取組を知っていただけた素晴らしい機会となりました。
(発表以外の時間は体験イベントを楽しむ姿も見られました)
▲レーザーマーキングによるキーホルダーづくり
▲モビリティ試乗
2024年11月01日(金)
令和6年度 SSH科学講演会
7限目,SSH科学講演会を行いました。
今年度は2人の講師をお招きし,御講演いただきました。
1人目は岡山大学異分野基礎科学研究所の 久保園芳博教授です。久保園先生は「超伝導や強磁性など多様な物性を 生み出す物質の世界」という大学での基礎研究をもとにされたテーマで,ご自身の研究内容や,その基礎となる理論の解説,大学で実際に行われている研究などを話してくださいました。
2人目は名古屋工業大学工学研究科の林好一教授です。林先生は『「超秩序構造科学」って何?大学間研究プロジェクトの話』というテーマで,御自身が研究責任者である,「超秩序構造科学」について,宇宙で行われているガラスの開発や大型施設の紹介などを踏まえながら紹介してくださいました。
今回,お二人が本校卒業生であり,共同研究者であるということで,お話をいただきました。お二人とも最後のまとめで,この中から研究者が出てくることを望み,また,生徒のみなさんも研究者になるように奮起してほしいというコメントをいただきました。
講演会終了後の放課後,お二人はしばらく別室で質問やアドバイスをする時間をとってくださいました。質問に来た生徒に,自分の探究活動や進路相談に答えて下さったり,生徒自身が興味をもつ時事問題について,研究課題としてどう向き合うかといった研究視点でのアドバイスして下さったりと,丁寧に答えてくださいました。
お二人の言葉にもあったように,今回の講話を聴いて,研究者の道を考えるきっかけになってくれればと思います。
2024年10月31日(木)
【探究Ⅱ】SSH中間報告会
10月30日(木)午後,2年生によるSSH中間報告会が行われました。
2年生の進捗状況について発表し,意見交換したり,指導助言を受けたりすることで研究を深めることが大きな目的ですが,3年生が自分たちの探究活動を振り返った上で今後の指標となるような意見や助言を行い,1年生は2年生の発表を聞いて,テーマ設定の参考にするなど,本校SSH活動の「21世紀型郷中教育」を実践する場となって例年にない大きな行事です。
今年度は,より専門的な意見をいただくため,SSH運営指導委員,県教委関係者,大学職員などの方々にも来ていただき,文理問わず指導助言を行っていただきました。これにより「専門的見地」からの意見を数多く頂いた2年生にとって,探究活動がより深化された良いものに改善していけると期待できます。
最終報告会に向けて,より一層探究活動を深めていってほしいと思います。
2024年10月25日(金)
科学者としての表現力を身に付けさせるための講座
本日7限、2年生を対象に「科学者としての表現力を身に付けさせるための講座」を実施しました。
講師に九州工業大学の木村 智志先生を講師に迎え、相手に伝わる論文・文書を書くために必要な考え方やスキルについてお話をしていただきました。
論文として相手に伝わる文書を作るにはどのような考え方に基づけば良いのか、なぜ伝わらない文書ができてしまうのか、強く意識することはどのようなことなのか等、様々なテーマについて多角的な視点から解説がなされました。
また、実際に「客観的であることを意識した説明を作る」や「再現性があるように相手に説明する」などのワークを通して、「客観的とはどういうことか」「正確に伝えるとは」といったような論文制作に必要な意識を育むことができました。
現在、研究計画に基づいて課題研究を進めている2年生。3年次の最終報告会や各種発表会に向けた資料作成に向けて非常に有意義な講演会となりました。
2024年10月17日(木)
かごしま未来創造ラボ・高校生科学ボランティア説明
鹿児島大学が中心となって提案した「次世代科学技術チャレンジプログラム」の取り組みの一つである「かごしま未来創造ラボ」が募集する高校生科学ボランティアに,本校生が登録を行いました。
高校生科学ボランティアでは,小中学生と一緒にプログラムを受講しながら小中学生の学習活動を支援する他に,高校での探究活動の経験から相談を受けたりします。
16日,「オープンラボ」のボランティア活動内容について事務局の方にオンラインで説明いただきました。
▲オープンラボで扱うテーマについて質問をしました
オープンラボは、月に一度のペースで来年3月まで開講されます。
早速、20日の講座に1年生が参加します。そのときの様子は本ブログで後日お知らせします。
2024年09月30日(月)
SSHオンライン国際交流
9月19日、探究IIIで「SSHオンライン国際交流」を実施しました。
これまで取り組んだ課題研究の内容を英語でまとめ海外の生徒へ伝え意見交換を行う中で、よりグローバルな視点で研究内容について考えるようになることが目的です。
3年生13名が参加を希望し、受験勉強と並行して英語のスライド・発表原稿の作成~添削に励んできました。
今回の交流先はインドネシアの生徒さんたちでした。
最初は緊張で表情も少し硬かったですが徐々にほぐれ、途中クイズなどのアイスブレイクもあって90分間教室は英語と笑顔で溢れていました。
参加した生徒からは
「英語の学習は勿論、海外の文化や歴史について知ろうという意欲も高まりました!」
「海外の方と直接交流するのは初めてでとても楽しかったけれど、『話したい!』と思っていることがうまく表現できなくて悔しさも残った。またいつかチャレンジしたいです」
と前向きな感想が聞かれました。
2024年09月24日(火)
令和6年度SSH「探究Ⅱ」中間報告会のお知らせ
令和6年度鹿児島中央高等学校SSH「探究II」中間報告会を開催いたします。全研究班が課題研究の進捗状況についてポスターセッションで報告します。
詳細は添付資料,または本校SSH特設ホームページをご覧ください。
※参加は教育関係者・本校2学年保護者のみとさせていだだきます。
鹿中央SSH中間報告会開催案内(2学年保護者)[PDF:87KB]
2024年09月20日(金)
SSHニュース第37号(探究Ⅲ・60C60班特集)
SSHニュース第37号を発行しました。
第37号は校内外で活躍し,大きな成果を残した60C60班のインタビュー記事となっております。
【60C60班に関する過去記事】
STEAM JAPAN AWARD アイデア賞受賞【探究III60C60班】
Q-1 U-18が未来を変える☆研究発表SHOW ベスト8【探究III60C60班】
過去記事でお知らせしている「Q-1 U-18が未来を変える☆研究発表SHOW 2024年大会 」は,9月29日が放送日となっています。(60C60班はベスト8チームとして高校生審査員で収録に参加しました。)
【60C60班のこれまで】
▼「Q-1」ファイナル審査(6月)
▼「Q-1」収録後の授賞セレモニー(7月)
▼学校代表として参加した令和6年度SSH生徒研究発表会(8月・神戸)
常にブースに観客がいる2日間だったそうです。
2024年09月13日(金)
学年間(3年・1年)探究活動交流会
9月13日の探究I,IIIで探究活動交流会を行いました。
本校SSH活動のコンセプトの一つ「21世紀型郷中教育」をより具現化するために,SSHII期の新たな試みとして初めて行ったものです。
これから自分なりの課題研究テーマを決めようとする1年生が,最終報告会を終えた3年生に対して,これまでの探究活動の成果やアドバイスをインタビューして聞く形式で行いました。
終わったあと,1年生は「3年生の研究のように自分たちも素晴らしい研究ができるように頑張りたい」という声が,3年生からは「自分たちの研究を引きついでくれそうな後輩が見つかった」,「自分たちの失敗を繰り返さないようアドバイスできた」という声が聞こえ,充実した活動となりました。
1年生のみなさん,先輩方の研究「以上」の取組ができるように努めましょう。3年生は今後の論文作成を頑張ってください。
2024年09月03日(火)
日本土壌肥料学会2024年度福岡大会「高校生による研究発表会」【探究Ⅲ・60D63班】
9月3日,福岡国際会議場で開催された「日本土壌肥料学会2024年度福岡大会『高校生による研究発表会』」に60D63班が参加し発表を行いました。
本校がSSHに指定されて以降,初の学会参加です。
今回は様々な高校から14の参加があり,それぞれがコアタイム(45分間)の中で発表を繰り返しました。
※一部画像を加工しています。
農業高校から多数参加があり,高校生が行っている専門的な研究に触れることができたと共に,自分のたちの発表に対しても深い助言をいただくことができたそうです。
【生徒の感想】
- 企業団体ブースが設置されており,企業の方からも研究に対する意見やアドバイスをいただけた。参加してよかったと心から思った。
- 土壌や肥料に関する研究ばかりだったので,質疑応答がこれまで参加した発表会の中でもっとも活発だった。初めていただくアドバイスも多く,嬉しかった。
60期の探究活動・課題研究に関する発表会参加はこの60D63班で最後となりました。
原稿を持たずに発表するようになったり,新たな視点から自らアドバイスを得ようとしたり,多くの生徒たちが探究活動を通して成長を見せてくれました。
2024年08月09日(金)
鹿児島国際大学・高校生よかアイデア課題探究発表大会(60B42班)
8月9日,鹿児島国際大学が主催する「高校生よかアイデア課題探究発表大会」に探究III・60B42班が参加しました。
60B42班が探究で取り組んできたテーマは「鹿児島中央高校新星スター誕生計画!」。
昨年度創立60周年を迎えた本校をもっと盛り上げるために誰もが親しみを感じるキャラクターを考案・制作するという研究でした。
6月の文化祭でも披露したこのキャラクター,校是である「自主」・「好学」・「敬愛」がモチーフとなっています。
▲6月の文化祭で初披露となりました。
発表時間ギリギリまで戦略を立て,余念がない4人。
ポップやキャラクターを並べ,発表ブースをより華やかに仕上げました。
多くの方に注目していただき,「1時間があっという間だった」(発表生徒)そうです。
残念ながら受賞はなりませんでしたが,キャラクターの3D化など今後の展望を語る4人の姿がありました。
2024年08月06日(火)
SSH課題研究交流会(愛知県名古屋市)
7月31日,愛知県立一宮高校主催・「令和6年SSH課題研究交流会」に本校科学部3名が参加しました。
こちらは成果披露でなく研究の「今後の発展を目指す」ことが目的の意見交換・交流に重きが置かれた会で,新規研究テーマに取り組んで日の浅い本校生徒も名古屋大学理学部の先生やTAの方々,愛知県の高校生と意見交換できることを楽しみに臨みました。
▼会場の名古屋大学・野依記念学術交流館 前で
ポスター発表の前に,スライドを使ったミニスピーチ発表が行われました。
ポスター発表会場の様子です。参加者全員から「研究」に対する熱意・愛情・リスペクトが感じられました。
▼積極的に質問を行いました。※本校生以外には画像加工を施しております。
本校ブースにて。ミニスピーチの中で「現在,行き詰まりを感じています。ぜひアドバイスをお願いします」とコメントしたためか,多くの方々が研究の方向性・可能性を考え,ご助言くださいました。
会終了後,鹿児島中央高校科学部の活性・盛り上げを約束し合う3人でした。
2024年08月04日(日)
SSHニュース第36号
SSHニュース第36号を発行しました。
先日のSSH「探究III」課題研究最終報告会について特集しています。
なお,バックナンバーは以下のリンクからご覧いただけます。
SSHニュースバックナンバー(鹿児島中央高校SSH特設ホームページ内)
2024年07月31日(水)
1学年 探究I 学問探究発表会
探究Iの時間に1年生学問探究発表会を開催しました。
1年生が継続して行う探究活動の一つである『学問探究』の総まとめです。
今年度は例年よりだいぶ早く,この時期に行うことになり,熱中症対策を兼ねて,発表者が情報処理室で発表する様子を教室へ映像配信するスタイルで行いました。
生徒は「心理学」「医学」などの大別した学問分野でグループを作り「発達心理学」や「臨床薬学」,「古生物学」というような細かい学問分野を選んで,探究活動を行ってきました。
先日行った分野別の発表会を経て,各分野の代表グループが今回,発表を行いました。
各グループの発表は独自性を出すため,学問の歴史や内容だけでなく,日常とのかかわり,研究内容と深い関連のある大学や研究施設,将来への展望など多岐にわたって調べていました。
今回の発表は「テーマ設定」,「調査」,「まとめ」,「発表」などのいわゆる探究活動を意識した流れになっており,後期から始まる本格的な探究活動への第一歩ともいえます。
2024年07月29日(月)
鹿児島中央高校STEAM講座
7月24日~26日,夏期課外の4校時目を活用して「鹿中央STEAM講座」を実施しました。
これは,先端研究に携わる大学の先生から直接研究内容等について話を聞くことで生徒の科学分野に対する興味関心を高め,今後の課題研究に対する積極的かつ意欲的な態度を育てることを目的としています。
今回は鹿児島大学から8名の先生を講師にお迎えしました。
▲教育学部・瀬戸房子 教授 「家庭科」
▲法文学部・高倉啓 助教 「経済学と必要な微分・積分」
▲水産学部・久賀みず保 准教授 「食卓からカツオ節が消える!?」
▲工学部・橋本雅仁 教授 「微生物産業と生物工学」
▲医学部・柏谷英樹 講師 「香りとフェロモンの脳科学」
▲農学部・渡部由香 准教授 「再生水を使ったれき耕で腎臓病患者のためにカリウム低減野菜をつくる」
▲理学部・伊東祐二 教授 「タンパク質を薬にする新しいバイオ医薬品」
▲医学部・松田史代 助教 「理学療法と国際交流」
講座には延べ200名の生徒が参加し,各先生の話を熱心に聞いていました。
1年生はこれからのテーマ設定に,2年生はいま自分たちが取り組もうとしている課題研究に対しての意識が高まったと思います。
ご協力いただいた先生方,ありがとうございました。